
取引先を信用して商品やサービスを提供したにもかかわらず、代金が支払われない。
連絡も取れなくなり、相手の所在も分からない。
「まさか詐欺だったのではないか」
そう気づいたときには、すでに被害が発生しているケースも少なくありません。
取り込み詐欺は、最初は正常な取引を装いながら信用を得て、最終的に支払いをせずに逃げる手口です。
今回は、取り込み詐欺の被害に遭った企業様からのご相談で、相手の所在を特定し、法的対応につなげた事例をご紹介いたします。
■このようなお悩みはありませんか?

- 取引先と連絡が取れなくなった
- 代金が支払われず回収できない
- 相手の所在が分からない
- 詐欺の可能性があるが証拠がない
- 法的対応を考えているが何から始めるべきか分からない
相談に至った経緯
ご相談は、企業経営者様からのものでした。
取引先として契約を結び、商品を納品した後、期日を過ぎても支払いが行われない状況が続いていました。
当初は「単なる支払い遅延」と考え、連絡を取りながら様子を見ていたものの、次第に連絡が取れなくなり、不審に感じるようになったとのことでした。
その後、会社所在地を確認しても実態がはっきりせず、担当者とも連絡が取れない状態となり、「取り込み詐欺の可能性がある」と判断され、ご相談いただきました。
被害の状況
本件では、すでに商品提供が完了しており、代金が未回収の状態となっていました。
また、相手方の連絡先はつながらず、所在地も実態が不明確であることから、通常の方法では回収が難しい状況でした。
このようなケースでは、時間が経過するほど相手の所在特定が難しくなる傾向があります。
そのため、早い段階で現状を整理し、どのように対応していくかを決めることが重要になります。
■取り込み詐欺は「気づいたときには遅れている」ことが多いです
取り込み詐欺は、最初から詐欺だと分かるケースはほとんどありません。
正常な取引を装いながら進められるため、被害に気づいたときにはすでに商品やサービスが提供されている状態になっていることが多いのです。
調査内容と進め方
本件では、まず相手方の所在を特定するための調査を実施しました。
具体的には、
・過去の所在地情報の確認
・関係者の動きの整理
・生活拠点の特定に向けた調査
などを段階的に進めていきました。
取り込み詐欺のケースでは、意図的に所在を隠していることも多いため、表面的な情報だけでなく、行動の実態を追うことが重要になります。
相手の所在特定と証拠整理
調査の結果、対象人物の生活拠点を特定することができました。
これにより、相手が実際にどこにいるのか、どのような状況にあるのかを把握できる状態となりました。
また、これまでの取引経緯や行動の流れを整理することで、詐欺性を裏付ける材料も整っていきました。
このように、所在確認と証拠整理を同時に行うことで、その後の対応につなげやすくなります。
法的対応と回収の流れ
所在が確認できた段階で、弁護士と連携し、返還請求の手続きを進めました。
事実関係が整理されていたことで、スムーズに対応が進み、最終的には金銭回収に向けた動きにつなげることができました。
このようなケースでは、調査と法律対応を切り離すのではなく、連携させることが非常に重要になります。
この事例で重要だったポイント

本件で重要だったのは、「所在特定」と「証拠整理」を同時に進めた点です。
取り込み詐欺では、相手の所在が分からないままでは対応が難しくなります。
また、単に見つけるだけでなく、その後の法的対応につなげるための材料を整えておくことが重要です。
東京総合興信所では、調査を単独のものと考えるのではなく、問題解決全体の流れの中で位置づけています。
取り込み詐欺に遭ってしまった場合の対応
取り込み詐欺の被害に遭った場合、まずは現状を整理することが重要です。
・相手の情報はどこまで分かっているか
・取引の経緯はどうなっているか
・どの段階で連絡が取れなくなったか
これらを整理することで、次に取るべき対応が見えてきます。
時間が経過すると対応が難しくなるケースもあるため、早めに状況を確認し、適切な方法を検討することが大切です。
一人で抱え込まず、まずは現状を整理するところから始めてみてください。

東京総合興信所では、今すぐ結論を急がせるのではなく、現在の状況を丁寧に整理しながらご相談をお受けしています。
まずは落ち着いて、現在のお悩みやご不安をお聞かせください。
情報が少なくても、まだ状況がはっきりしていない段階でも大丈夫です。
周囲に配慮しながら、誰にも知られないようご相談いただけます。
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